朝日神明社跡(坂口王子伝承地)は、大阪市中央区の南大江公園内にある。
石碑各面には、次のように刻されている。
(正面)朝日神明社跡
(右面)この地の西の方には内平野町および天満の神明社とならぶ大阪三神明の一つ
朝日明神社があった 熊野王子の一つである坂口王子の跡といわれ
源義経と梶原景時の故事で知られる逆櫓社とも呼ばれた
(裏面)平成十三年三月 大阪市建立
石碑横の案内板には、次のように記されている。
朝日神明社跡(坂口王子伝承地)
朝日神明社は、天慶年間(九三八~九四七)に平貞盛(たいらのさだもり)が創建したという。
天照皇大神(あまてらすおおみかみ)と倭比売命(やまとひめのみこと)を祭神とし、
朝日の社名は祭神の天照皇大神にちなむとも、社殿が東面していたためとも考えられている。
熊野王子のひとつの坂口王子の伝承地である。
当社は逆櫓社(さかろのやしろ)とも称されたが、これは源平合戦の際に、源義経と梶原景時が櫓のつけ方について論争したことに由来する。
江戸時代の難波(なにわ)二二社巡りのうちの一社である。
明治四〇年(一九〇七)三月までこの神崎町に鎮座していたが、現在は此花区春日出中に移座している。
旧地には狸坂大明神が鎮座している。
大阪市教育委員会
朝日神明社の江戸時代の図(カラー版)
「摂津名所図会」より
秋里籬島(舜福)著
丹羽桃渓画 寛政10年(1798)頃 出版
大阪メトロ長堀鶴見線 松屋町駅下車徒歩5分。
TOP PAGE 観光カレンダー
TOP PAGE 观光最佳时期