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伊勢古市参宮街道資料館は、三重県伊勢市にある。
古市は、お伊勢さんの参拝を済ませた人々の「精進落とし」の場として、江戸の吉原、京の島原と並ぶ日本三大遊郭の一つに数えられ、全盛期には七十軒余りが軒を並べていた。
江戸時代を代表する滑稽本作家 十返舎一九の「東海道中膝栗毛」では、当時の人々の活気が満ち溢れている様子が描かれており、弥次さん・喜多さんも長旅の末に念願の伊勢に到着し、古市を訪れている。
また、古市の妓楼 油屋で起こった殺傷事件「油屋騒動」は、歌舞伎、文楽の題材となり、「伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)」は現代でも上演されている有名な演目である。
歌舞伎役者にとって、古市で成功すると、京、大坂でも上演でき、役者の登竜門とされていた。
参宮街道は、外宮と内宮を結ぶ最古の街道で、麻吉旅館をはじめ妻入り家屋や名所旧跡も多く残されている。
資料館1階の展示室では、伊勢歌舞伎や古市妓楼などの関係資料がわかりやすく展示されている。

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