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兵主大社は、滋賀県野洲市にある。
祭神は、八千矛神(やちほこのかみ)(大国主神)である。
社伝によると、奈良時代の養老2年(718)の創建といわれ、延喜式内社である。
鳥居からの参道は約300m続き、湖国街路樹10選に選ばれている。
境内の入り口には、足利尊氏の寄進と伝えられる朱塗りの楼門(天文19年(1550)建立)と翼廊がある。
楼門の先には、楓の老樹に包まれた玉砂利の参道が100mほど続き、その奥に拝殿(天保13年((1842)建立)と流造の本殿(寛永20年(1643)が建っている。
社殿南の「兵主大社庭園」は平安時代後期の作といわれ、池を中心とした美しい名園で、国指定の名勝である。
庭園は回遊式となっており、コケや紅葉が美しい。また、紅葉の時期はライトアップされ、夜の紅葉を楽しむことができる。
「兵主」の神は、中国の八神信仰に由来し、渡来人が崇拝して各地に祀った。一方で、「つわものぬし」と読むことで、武士の信仰も厚く、源頼朝や徳川氏の武具が社宝となっている。そのうち、白絹包腹巻(附鍍銀籠手金具)は重要文化財に指定されている。
白蛇の姿をした八千矛神は、大津市の日吉大社から大亀の背に乗って琵琶湖を渡り、鹿の群れに守護され当社に来たと伝えられている。
毎年12月上旬に湖中に御神体を清め、神を迎える八ケ崎神事は、この伝説にちなむもので、水と祈りの深い関わりを伝えており、日本遺産「琵琶湖とその水辺景観―祈りと暮らしの水遺産」となっている。

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