知足山 常徳寺は、京都市北区にある日蓮宗妙顕寺派の寺院である。
本尊は十界曼荼羅である。
平安時代に創建された天台宗の知足院(ちそくいん)が前身で、当時は不動明王像、如意輪像、釈迦像の三尊を本尊としていた。
保元の乱(1156年)で、関白 藤原忠実(1078-1162)が次男 頼長を支援したため、後白河法皇の怒りを買い、忠実はその後この地に隠棲した。
平治の乱(1159年)で、源義朝が謀殺され、その側室であった常盤御前が当地に身を寄せたと伝えられている。
常盤御前が、今若と乙若の成長とともに、身籠っていた牛若の安産を祈願した地蔵菩薩(常盤地蔵)が、当寺に保存されている。
寺は、その後真言宗に改宗し、寛永5年(1628)に京の三大長者と謳われた後藤家の装剣金工を家職とした後藤長乗の外護を受け、佛性院日奥上人を開基として日蓮宗寺院として復興された。
源義経ゆかりの寺として知られており、令和7年(2025)には、本堂前に牛若丸像が設置された。→ 源義経ゆかりの地
京都地下鉄北大路駅からバスで常徳寺前下車すぐ。参拝者用の駐車場がある。
→ 知足山 常徳寺
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